宝くじの税金・確定申告
1) 税金
当せんすると「一等」、そしてその前後賞を合わせて数億円の高額賞金を獲得できる宝くじですが、もし当せんした場合の税金(所得税・住民税)はどうなるのでしょうか?じつは、結論から先に言うと、宝くじには税金がかかりません。
なぜかというと、宝くじの当せん金自体が非課税なので、たとえばあなたがサラリーマンで1億円が当たった場合でも、2月〜3月に前年度の収入を税務署へ確定申告しに行く必要がないのです。
では、なぜ宝くじの当せん金が非課税なのかというと、宝くじを1枚購入した時点ですでに数10%分の金額が発売元の各自治体の収益になっているからです。
* 宝くじ公式サイトより転載抜粋
つまり、宝くじを購入した時点で税金を払っていることになるので、確定申告の必要がないのです。
2) 贈与税
個人が宝くじの当せん金を受け取る場合は税金がかかりませんが、その当せん金を家族、友人などに分けてしまうと『贈与税』がかかってしまいます。
計算方法
●(贈与額−基礎控除額110万円)× 税率−控除額 = 贈与税額
たとえば1億円の宝くじに当せんし、これを2人で5,000万円ずつ分けた場合、
(5,000万円−110万円)×50%(金額により税率変動)−225万円=2,220万円
2,220万円もの贈与税がかかってしまいます。しかし、銀行で当せん金を受け取る際に、分配したい人全員の名義で受け取る場合にかぎって、贈与税は発生しません。
* 分与者1名に対して年間110万円以下の贈与であれば贈与税はかかりません。