タイの宝くじパワースポット寺院"WatChediAiKhai"
目次
"Wat Chedi Ai Khai"の概要
「Wat Chedi」(ワット・チェディ)は、タイ王国南部のナコンシータマラート県にある寺院です。この寺院に鎮座する「Ai Khai」(アイカイ)と呼ばれる像が、近年参拝者の中で宝くじに当せんした人が続出したことで祈願パワースポットとして注目されているようで、タイ国内ではバンコクやチェンマイ、ウドンターニーなどからの観光客ニーズに応える形で、各航空会社の直行便が運航されるようになりました。
「Ai Khai」(アイカイ)とは、日本語で「卵少年」や「いたずら小僧」などと別称される、黒い眼鏡をかけた9歳〜10歳くらいの子供の姿の木彫り像を指します。また、「Ai Khai」(アイカイ)は、約250年前に実在していた少年とされています。この少年と"Luang Phu Thuad"という僧侶が「Wat Chedi」(ワット・チェディ)に宿泊した際、この寺院に眠る宝物の重要性と、将来宗教的に重要な場所になるとの御告げを聞き、少年にこの地にとどまって地域の人々に奉仕するよう依頼したようで、その後少年はこの寺院でお手伝いとして働き、時には友人たちとパチンコで村を襲ったり、爆竹を鳴らしたり、ニワトリを追いかけたり、兵隊ごっこをしたりすることもあったようです。
しかし数年後、かの僧侶"Luang Phu Thuad"が少年を連れ戻しに寺院に訪れることを聞きつけ、寺院に生涯奉仕すると誓っていた少年は、この地から離れられないよう池に身を投げて自害してしまいます。それ以降、この寺院は、1957年に改装工事が行われるまでの間廃墟同然でしたが、1957年以後は「Wat Chedi」(ワット・チェディ)に宿泊した多くの人たちが、少年の霊から様々ないたずらをされたことが報告され、少年の奉仕の精神と悲劇の死を追悼するため「Ai Khai」(アイカイ)の像が建立されました。
現在では、「Ai Khai」(アイカイ)の霊に祈願することで、宝くじの高額当せんを含む様々な御利益があると言われており、2020年には注目のパワースポットとして、コロナ禍(Covid-19ウイルスパンデミック)にも関わらず1日平均8000人ほどの国内旅行客が訪れる状況になり、敷地拡大工事や新規駐車場整備などが行われたそうです。
"Wat Chedi Ai Khai"の地図
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